私は石川県に住んでいる50代の主婦です。
家族は主人と娘、息子、そして柴犬が1匹です。娘と息子はそれぞれ結婚し、家を出ているので現在は主人と柴犬のペコとともに3人で仲良く暮らしています。
私たち夫婦は共働きなので、平日はペコは一人夜までお留守番です。犬はほとんど寝て過ごしているので心配はないというものの、やはり一人にしておくのはかわいそうに思います。
そのため帰宅後や休日はペコを中心に過ごしています。
ペコもそのリズムがしっかり定着しているので、夜のボール遊びや休日のお出掛けは大好き。
今回はペコの誕生日が近かったので、泊りがけでお誕生日旅行を企画しました。場所は近場の福井県です。
子どもたちが小さいころは福井にもよく出かけましたが、最近は近場ほどあまり行かなくなったので久々の福井旅行でした。
その時の旅の体験談をご紹介します。
福井旅行では何をしましたか?
福井駅を散歩
私たちは石川から車で福井に向かいましたが、JR福井駅に行きました。
平成27年の3月に北陸新幹線金沢が開業したのをきっかけに、福井駅の西口駅前広場には恐竜のモニュメントなどがあると以前テレビで見たことがあったからです。
福井県といえば恐竜!福井で生息されていたとされる恐竜、フクイラプトル、フクイサウルス、フクイティタンの3体は実物大でしかも動くモニュメントとして設置されています。
中でもフクイティタンは高さが6mもあり、迫力満点でしたよ。
ペコは最初、びくびくしながらも一緒に写真を撮ってきました。
さらには足跡の化石もありました。(実物大ですが複製だそうです。)上に乗ることもできるということで、早速ペコの足とサイズ比べ…
恐竜の大きさを改めて実感することができました。
他にもトリックアート、駅舎の恐竜壁画など、駅とは思えないほどに楽しいスポットでした。
かつやまディノパーク
ペットも行けるスポットを探していて見つけたのが、かつやまディノパークです。
実物大の恐竜が森のなかに住んでいて、動いたり声を出したりと迫力満点です。
私たち夫婦はワクワクしながらも、ペコはなかなかのビビり症なので少し心配していました。
リードをしっかりつけて、いざ森の中へ入っていくと小さな恐竜から大きな恐竜まで多数の恐竜たちが生息していました。
恐竜の近くに寄ると、とてもリアリティある鳴き声を出してくれて私たちを驚かせてくれましたね。
しかし心配していたペコですが、意外にもびくびくすることなくお散歩を楽しんでいましたよ。
フォトスポットもたくさんありました。
卵から顔出し恐竜がいたので、お隣で我が家のペコも顔を出させてもらって記念写真。
主人が苦戦しながらも、顔出しパネルからひょっこりと顔をだしての撮影など楽しかったです。
お子様はもちろん、大人でも楽しめるスポットでした。
月香での宿泊はいかがでしたか?
愛犬のための宿
全館が愛犬とくつろげる宿ということで、ワンちゃんたちのことを考えたサービスが充実していました。
大浴場以外はどこでもワンちゃんと過ごすことができます。
カートやクレートも無料で貸し出してくれますよ。
ロビーやドッグラン、3階と4階の客室階のエレベーター付近にはエチケットコーナーが設置されており、トイレなどの失敗にも対応できるようになっています。
もちろんしつけやトイレトレーニングをきちんとして、旅行を楽しむのが当たり前かと思います。でもいつもは大丈夫なのに環境が変わってしまったことで急に失敗することもあるかもしれません。
そんな時にこのようなサービスがあると思うだけで、少し安心できますよね。
アメニティには、ペットシーツ・おむつ・ゴミ袋・消臭剤・ウェットティッシュ・ブラシと充実しています。
愛犬も一緒に食事ができる
ペットと宿泊ができる宿でも食事の時は一緒に会場に行くことができないというところも多々あります。
しかし月香さんでは、愛犬も一緒に家族そろって食事をすることが可能です。
各テーブルが仕切りで囲ってあるので、他のワンちゃんも気にならずに食事ができます。
ワンちゃんたちも椅子に座って平気なので、ペコも一丁前に着席。本当に家族みんなで食卓を囲みました。
といっても我が家では私たちの食事が終わってからペコのご飯なので、ペコは“待て”です。
御食事処で次々に食事が運ばれてきて、至れり尽くせりで私は大満足。
ボリュームも味も良かったですし、周りを気にせずにゆっくり食事ができたので嬉しかったです。
ドッグランが充実
ドッグランといえば屋外を想像すると思います。
もちろん月香さんにも屋外ドッグランがあります。こちらは人工芝を敷き詰めているのでワンちゃんの足にも負担がかからず、安心できます。
それに24時間いつでも利用でき、夜のお散歩やおトイレタイムにも使っていいそうです。他の施設にはなかなかない、すごい配慮だと思いました。
そしてもう一つ魅力的なのは、なんと屋内にもドッグランがあるということ。
天気や季節を気にすることなく、思いっきり走らせることが可能です。床ももちろんワンちゃんの足に負担がかからないようなものを使用しています。
ペコも屋内外、どちらも利用させていただきました。
普段はそんなに活発ではありませんが、初めての場所にテンションが上がったようで一人でぐるぐると駆け回り、リフレッシュしていたようです。
また、周辺をお散歩する時用にお散歩セットが用意されていました。自分で持ってきたのものを使用しましたが、ここでも素晴らしい配慮を感じましたね。
お散歩マップもあったので、迷うことなく近くの公園などに行くことができました。
戻ってきたときに、ワンちゃんの足を洗ってあげるところもあります。
洗い場には、ブラシやタオル、ティッシュなどの他、飼い主のための椅子などが用意されてありました。
どこまでもワンちゃんと飼い主のことを考えてくださる宿だなと感心しました。
ペット旅行の際に準備しておくものは?
散歩グッズを持参する
犬を飼っている人には当たり前のことですが、お出掛けする時には排せつグッズを持ち歩くことは基本中の基本です。
しつけにもよるかもしれないのですが、多くのワンちゃんは散歩したときに排せつをすることが多いかと思います。
どんな時でも、どんな場所でもいつでも対応できるように排せつグッズを多めに用意しておくといいでしょう。
また、旅行先の土地勘のない場所では私たちもわからないことが多いので、しっかりと確認をしながらお散歩をするように心がけてくださいね。
観光スポットは人も多いことが予想されますので、ワンちゃんを外に連れていくときには必ずリードをつけるようにしましょう。
ですから、初めはお外に出ないつもりだったとしても常にお散歩グッズは携帯しておくと安心です。
食べ慣れたものを持参する
ワンちゃんのご飯は食べ慣れたものを持っていくことをおすすめします。
宿泊先の宿でワンちゃん用の食事もあるところもあります。
お腹が強いワンちゃんは心配ないのかもしれませんが、旅先で食べ慣れないものを食べて調子が悪くなってしまってはかわいそうですよね。
もしかしたら出された食事を食べないことも考えられます。
そのためどんな場合にも対応できるように、食事やおやつは食べ慣れているものを持っていくようにしましょう。
ペット旅行へのアドバイスは?
人慣れ、車慣れさせておく
旅行に行くときには必ず何かしらの乗り物を利用すると思います。
車などに小さいころから乗せてあげると、比較的酔いにくく、慣れるようです。
旅行に行く直前になって初めて乗せると、車に寄ってしまい苦痛な旅になってしまうかもしれません。
今まだあまり乗り物にのってお出掛けしない方は、将来のお出掛けを想定して、ぜひ乗り物にのる機会を増やしていってあげましょう。
始めは近場からがおすすめです。
また小さなうちから人やワンちゃんにも慣れさせてあげて、コミュニケーションをとれるようにしておくことも大切です。
旅行先では自分の家族以外の人や犬がたくさんいますよね。
無駄吠えが多かったり、かみついたりする心配があると安心して旅行を楽しむことができません。
しつけをきちんとして、楽しい思い出ができるようになるといいですよね。
まずは企画
悩んでいて一歩踏み出せない方は、ぜひ企画から始めてみましょう。
不安なことがあるかもしれませんが、しっかりとプランを考えてみると安心して楽しい旅行ができますよ。
家族である愛犬と一緒に旅行ができるなんて、昔は考えられませんでした。
でも最近ではペットを受け入れてくれるところも増え、愛犬と一緒に貴重な時間を過ごすことができます。
考えたくない話ではありますが、ワンちゃんたちは私たちよりも寿命はとても短いです。
かけがえのない、一緒に過ごすことができる時間を大切に、そして思い出をたくさん作っていきましょう。
月香HP→愛犬と過ごす本格旅館 月香